漢方医の日記

平凡な毎日をいかに楽しく過ごすか。本の紹介を中心に、学び・健康・東洋医学・ライフスタイルなど色々。漢方大好きおじさんのブログ。

コラム⑬ 小説を読む理由 前編

コラム⑬は「小説を読む理由 前編」です。

 

そんな小難しい事は考えなくて、楽しめばいいじゃんと突っ込まれそうですが

あえて、考えてみたいと思います。

 

なぜなら、私はとても小説が苦手だったからです。

 

本を読み始めたのは18歳になってからです。

まさか毎日、本を読まないと落ち着かなくなるまで読書中毒になるとは思ってもいませんでした。

 

学生時代、国語が全くできませんでした。

センター試験は現代文が10点でした。

 

感情がからむ文章問題(作者の気持ちは?とか)が全く解けません。

言っていること、質問されていることがよくわからないのです。

自分には脳の構造に、何か大きな欠陥があるに違いないと思っていました。

 

数学・物理・歴史年号など数字や空間認知をする事には強いほうで、

父親に「もう勉強を辞めろ」と言われたことがあるくらいです。

 

本を読むことは好きで

論理的に書いてある文書はあっという間に読めます。

いわゆる難しい本は得意なのです。

 

人間関係が複雑になるとわけがわかりません。

途中主人公が誰なのかもわからなくなります。

だから、映画も見ていて面白くないのです。

ただ混乱をするだけです。

なので、事前にストーリーを読み登場人物の関係を確認してから見に行きます。

 

おのずと小説を読むことを避けていると思います。

 

もっとも不得意とする小説ジャンルは「推理もの」です。

 

しかし、時には自分の読書レベルアップのために小説に挑戦します。

 

 

これは私の持論ですが、

人は自分が苦手なものに興味を強く惹かれるのではないかと思っています。

 

例えば心理学を学ぶ人は、心理を読むことが苦手なので勉強しようと考えていたり

(心理を読むのが上手な人はわざわざ勉強をしません)

 

哲学を学ぶ人は、人生の意味を見出す事が不得意な人が学び、答えを求めたり。

(人生の意味を見出している人はわざわざ哲学を学びません)

 

小説が苦手だからこそ、気になり

なぜ小説を読むのかを考えてみたいと思いました。

 

前置きが長くなりましたが、後編で具体的に考えてみたいと思います。