東洋医学
漢方医はどう考えて漢方を使っているのか。 黄連解毒湯はあまりメジャーな漢方ではないかもしれませんが、とてもよく効く漢方薬です。漢方はゆっくり効いてくるとイメージしている方も多いかもしれませんが、この黄連解毒湯は短期間で効果が出てきます。だい…
先日、不眠を主訴に来られた方がいました。 眠りが浅く、熟睡感がない。日中も、ぼーっとしている、と。 十全大補湯という漢方薬をだし、1週間後来院いただきました。 入室してくる時の表情は明るく「これは効いたな」と思っていると 「1日でよくなりました…
漢方診療をしていて新たな発見や新しいものの見方ができるようになると面白いです。 漢方専門誌に『漢方の臨床』という月刊誌があり、愛読しています。 名医と言われる先生方が症例解説をしておられ、そこに珠玉のフレーズが隠されていることがありそれを見…
東洋医学に気血水という概念があります。 本家の中国よりもむしろ日本でよく使われる概念です。 江戸時代中期頃から、概念が確立していきました。 この中で「気」という概念が非常に難しいです。 いろいろな人がいろいろな事を言います。 私は臨床家ですので…
東洋医学を専門として、職場を変わり8か月がたちました。 煎じ薬を多く使っています。 煎じ薬は生薬を組み合わせてコトコト30分から40分ほど煮てお茶みたいにして飲むやり方です。 薬局や病院で出される粉の薬はエキス剤といい、抽出液を乾燥粉末にしたもの…
92冊目は今中健二さんの「「胃のむくみ」をとると健康になる」です。 「胃のむくみ」をとると健康になる 作者:今中健二 出版社/メーカー: サンマーク出版 発売日: 2019/01/15 メディア: 単行本(ソフトカバー) 今中さんは中国で中医師の免許をとった方です…
70冊目は 藤田一照さん/永沢哲さんの 「禅・チベット・東洋医学」です。 禅・チベット・東洋医学――瞑想と身体技法の伝統を問い直す 作者: 藤田一照,永沢哲 出版社/メーカー: サンガ 発売日: 2017/05/10 メディア: 単行本 この商品を含むブログを見る 藤田一…
私は東洋医学を学んでいますが、学び方は様々です。 ① 本を読む ② 師匠につく ③ 臨床で使ってみる ④ セミナーに行く ⑤ 動画(you tube)で勉強する 患者さんに対して、使わさせてもらう事が一番の勉強になります。 最近取り入れているのが⑤です。 セミナーに…
52冊目は岩崎鋼さん、野上達也さん、吉澤和希さん共著の 「正直なところ漢方って本当に効くの?と内心思っているあなたへ」です。 内科医のための漢方診療 正直なところ「漢方って本当に効くの?」と内心思っているあなたへ 作者: 岩崎鋼,野上達也,吉澤和希 …